2015年11月24日火曜日

MOMO-CHAN


「太陽の中心核では4つの水素が融合して1つのヘリウムを作るが、水素の質量の0.7%がエネルギーに転換して放出され、それによって太陽は輝いている。この放出量が0.71%だったら星の進化スピードが早すぎて、太陽はすでにない。0.69%だとスピードが遅くなり、ヘリウム結合ができず、137億年たっても炭素が作られず、生命は生まれていない」―――桜井邦朋氏

 鮮烈だった。何かとてつもなく大きな意志が働いている。そうとしか思えない宇宙現象である。
一つの生命細胞が生まれる確率は、一億円の宝くじに百万回続けて当たるような確率であり、現代科学はいまだに一つの細胞も作れていない、とも教わった。

先日、上野の国立科学博物館で開催されていた『生命大躍進展』を見て、38億年前に地球の水中に生まれた単細胞生命が人類になるまでに、3回の大躍進があったことを知った。

 第1の大躍進は5億年前。生物が目を持ったことである。

 地球に誕生した生命は、30億年以上もの間、単細胞生命のままだった。約5億年前、なぜか遺伝子が4倍になり、余分の遺伝子が新しい機能を進化させ、複雑な形をした目を持つ生物が突如現れた。その代表格はアノマロカリスというエビのような形をした体長1mほどの肉食動物。高性能の目を武器に獲物を巧みに捕らえた。よく見える目の獲得は生存競争における優位性の獲得であったのだ。

 第2の大躍進は、哺乳類が胎盤を獲得したこと。胎内で育てることで赤ちゃんの生存率が高まったのである。

 どうして胎盤を手に入れることができたのか。1億7千年前、その頃の哺乳類に強力なレトロウイルスが流行した。多くは命を落としたが、生き残った哺乳類の体内でレトロウイルスが生殖胎の内部に入り込み、ウイルスの遺伝子が組み込まれ、胎盤ができたのだという。ウイルス感染という逆境が生命を進化させたのだ。

 第3は、哺乳類が大脳新皮質を獲得、脳が大きくなったこと。脳の形成に働く遺伝子にはアクセルとブレーキの役割をするものがある。哺乳類は一時的にブレーキ遺伝子が故障し、それによって脳細胞が増殖、大脳新皮質が形成される要因になったという。遺伝子の故障という不慮の事故で、人類は言葉と知性を獲得したのである。

 こう辿ると。信じられないような偶然が積み重なって生命は進化してきたように思えるが、先の両氏のお話を重ねると、そこに一貫して流れる宇宙意志のようなものを感じずにはいられない。

 私たちは限りない宇宙の恵みの中に生きているという思いが胸に迫ってくる。私たち一人ひとりの生命は無数の奇跡によって織り成され、いま、ここにある。

 そのことに思いを馳せ、自らの生を全うすることこそ、すべての人に課せられた使命なのではないだろうか。

--人間という奇跡を生きる(致知2015.12)抜粋


アインシュタインは、この世界のことを「相対性」であると言った。物体は、他の何かと比べることで初めてその特性(位置・姿・意味)が確定するのだと。享受することが当たり前の感覚となった現代で、目の前に広がる全ての事象がどれだけの奇跡の上に成り立っているのか忘れてしまう。だから失ってから気づくんだろーなー。おろかだよね。そしてまた同じことを繰り返すんだよ。


なんかインテリぶりたくなったのでこれからは伊達メガネをすることにします。全部コピペだけどね。へへへ

2015年11月16日月曜日

KOHH - "貧乏なんて気にしない" Official Video



うん。まぢかっけーよ!久しぶりなニューカマーや。楽しみー

2015年11月13日金曜日

三好耕三作品展 「RINGO 林檎」


勝手に師と仰いでいる三好先生の写真展が凄かった。この一枚がボクの心を掴んで離さない、思い出すと呼吸が荒くなる。写真で何かを表現するってこういうことなんだ。人の心を掴むというか、貫いちゃう何かがなければダメなんだと思う。今のカメラはシャッター押せば、誰でも写真家気取りのそれっぽい写真はとれるからね。三好先生の言葉を借りれば「写真らしきもの」で満足している内はオナニーと変わらないと思うんだ。そう自分に言い聞かせる。開期中にもっかい行きたいなぁ~。オリジナルプリントが確か一枚25マソエンだったんだけどうーんほすい。

東京タワーの近くで今も個展やってますんでお近くのかたはぜひ。日本というか世界でもトップクラスの至極のプリントワークは必見です。

-----------------------------------------------------------------------------

三好耕三作品展 「RINGO林檎」 

2015年10月27日(火)~12月26日(土)
月~ 金 11:00 ~19:00 / 土 11:00 ~18:00 / 日・祝日休館 / 入場無料

PGI( Photo Gallery International)
〒106-0044東京都港区東麻布2-3-4 TEL.03-5114-7935 http://www.pgi.ac

PGIのリニューアルオープン展として三好耕三作品展「RINGO林檎」を開催致します。三好耕三は1970年代に写真家としてのキャリアをスタートしました。2014年には「スピリチュアルワールド」展(東京都写真美術館)、そして今年は「In the Wake: Japanese Photographers Respond to 3-11」(ボストン美術館)にて作品が大きく扱われ注目を集めました。16X20インチの大型カメラを用いて旅をしながら真摯な視線で光景と対峙する作風は、国内外ともに高い評価を得ています。
海岸線をなぞる旅、桜を追う旅、湯船に出会う旅、そうした旅の津々浦々でカメラとともに、風景と対峙し続けてきた作者が、以前からずっと気になっていたと言うりんごの撮影を決心したのは2011年の冬のことでした。撮影の旅の中でりんご農家の人たちとの出会い、時には週末の数日をりんご小屋で寝起きをし、約3年半をかけて制作しました。

「リンゴの土地までは凡そ七百キロ。この道程は大雪に見舞われていた。シベリアからの寒波が張り出して来ているらしい。峠を過ぎ高低が下がると、圧雪の道路に気を使い、いつものハンドルの握りより心なしか慎重だ。これが堪らなく心地よい、ふと気がつけば曲はいつものNeil Young。そして一人はにかみ車を走らせる。着いた所には肩まで雪で埋もれた、百回以上実を実らせたリンゴの樹が耐えている。
林檎の花咲く頃、北に向かって旅をする。リンゴの花びらはフワリと頼りなげに可憐です。ツボミのときは少し紅が差し、開くとほんとうに真っ白です。リンゴ園の地面は柔らかなみどり草に覆われ、所々にタンポポも咲いています。山一杯のリンゴの花が、阿闍羅山の頂の雲が徐々に取れて朝陽が当たって白く輝き出しました。
何処のりんご畑にもりんご小屋が点在しています。長年使い慣れた支えの材料、大小様々な脚立、突然の雨に使う雨合羽、お茶時に使うリンゴの空き箱、リンゴの木々の合間を行き交う数台の一輪車など、どれ一つを見ても合点がゆく物が詰まっている。そして小屋の中には六畳程の板敷きがあり、冬が早いのだろう、常時簡易の薪ストーブが設えてある。デコラ板の壁には地元のスーパーマーケットのものと思われる幾年か前のカレンダーが、隙間風に音もなく揺れている。勿論電灯は見当たらない。
りんご小屋で目が覚めた。快い温くさの寝袋から手探りに、お気に入りのソーラーランプを探し当て、慣れない引戸を開けはらった表では、無数の星の瞬きが降っていた。微かな星明りに照らされた、見慣れた枝のりんご達はほのかに気噴を放っている。この騒めくわくわく感は何だろう。この小屋達はいくつの夢を紡いだのだろう。いくつの実を実らせたのだろう。このりんご小屋の佇まいが堪らない。」(三好耕三)


りんごと人間の関係は古く、日本では「和りんご」が渡来したのが平安時代中期、とされています。世界の中では約8000年前の炭化したりんごが発見された例もあるほど。振り返ってみればりんごは、神話、逸話、物語に何度も登場し、歌に歌われています。夜、家族が集まった団らんの中で語られる物語にりんごが登場する、そして多くは智慧や幸福を象徴としたものとして語られるのは、人間のりんごに対する近しい愛情ゆえではないでしょうか。栽培には大変な時間と手間がかかるというりんご。
人間の生活と歴史が詰まった完璧な光景、と三好が言うりんごのある風景。三好が撮ったそうした風景には、その風景を培ってきたりんごと人間の関わりの歴史と生活が写っているようです。